サバ(雌)。太平洋に浮かぶ小さな島で生まれる。上京後、コギャル系ローマ人を経てVIPPERへ。英語コンサルタントの顔も持つ。"qちゃん"という子猫を飼っている。 趣味は自作自演。japanese_sabaアットlive.jp


by kyonkoenglish

我が懐かしの代々木ゼミナール

高校時代、早朝の高速バスで都会の街に行き、予備校の全国模試や夏季講習を受けていた。河合は塾としては良かった。駿台はつまらなかった。そして最後に受けた代ゼミの授業はぶっちぎりで面白かった。英語の富田先生が黒板にばーっと書いた英文の動詞の数を数え始め、「もう本科生の人はこんなことは言わなくてもわかってると思いますが」を連発したとき、泣きそうになった。浪人生はこんな面白い授業を一年間も受けていたのか、かなわない、と思ったのである。浪人がとてもうらやましかった。だから、落ちたら代ゼミに入りたいな、なんてちょっぴり考えた。

願いは叶い、浪人になった。本科生になると、ほかの英語の先生の講義も受けられた。パラグラフリーディングで有名な今井先生は、パラグラフリーディングよりも余談の方がためになった。電通時代の社会人経験を踏まえ、大学になってから、そして社会に出てからの話をたくさんしてくれた。話術はテレビに出てくるタレントなんかと比べ物にならないぐらいうまい。彼は駿台から移籍してきたときの年俸が億だったと言われている。(ちなみに、パラグラフリーディングは雑誌や本を読むときに使うものであって、受験で使ってはいけない。今井先生のテキストはパラリーを使って解ける問題だけを集めているため、全部解けるような気がするのだが、実際に試験で出てくる問題がパラリーで解けるとは限らない。)

そして、西きょうじ。この人は、なんというか人間離れしている。頭は天才的。若そうに見えるが年齢不詳。フランスの大学試験の話や英語の文法書の話を聞いて、当時はものすごく偉い人に思えたものだ。今考えてみると、別にそんなでもないように思える。ただ、好感度アップのセンスが抜群だった。女性に好かれそうなネタをいっぱい持っていた。授業内容は、あまり頭に残っていない。普通のクラスと別に申し込むオプション講義をさりげなく宣伝しており、金儲け精神が一番強いように思えた。

最後に、富田先生。とても好きだった。かなりアカデミックな知識をお持ちで、文学や言語学の興味深い話を聞けた。トレードマークのサスペンダーは意味がよくわからない。とても偉そうに話すし受講生をバシバシいじってくる人だが、それがMな受講生にはウケたらしい。余談ばかりを集めて編集した「富田余談」テープか何かが出回っていたという。

英語はこの3人のバリバリ火花が散っているような三つ巴が最高だった。今井先生は講義の中で富田先生のことを「サスペンダー」と呼んで笑いを取っていたし、西きょうじはパラリーをとても嫌っていた。富田は「東大英語不動の地位」と言ったところか、周りからの攻撃を受けても悠々としていた。

そんなことを思い出しながら数年ぶりに予備校のサイトを見ていたら、なんと今井先生が東進ハイスクールに移籍していた!!!!!しかも、古文の吉野もそっちにいるではないか!!!!!この二人はは変人揃いの講師陣の中でも際立って個性的で看板だった講師である。代ゼミはこの二人が出て行くといったら幾らでも金を出して引き止めただろう。にも関わらず二人が東進に行ったということは、お金以上の何かがあるに違いない。この移籍の条件について知りたいものだ。

なんで夜中までかかってこんなこと書いたのだろう・・・。
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by kyonkoenglish | 2008-03-01 00:40