怒り
2008年 02月 24日
たわし、のようなもの。手のひらに収まるもので、ゲジゲジと毛の生えたもの。それに全宇宙からのエネルギーが注入されて、蓄えられて、今まさに爆発せんとするそれを後生大事に胸に抱えて、天秤の片方にかけ、もう片方にいくつかの分銅を置くが、分銅よりはるかに重くて天秤ががたんと揺れて、さぁそれを包丁でみじん切りにして小麦粉と卵で固く固く練って、七輪で炭火焼にしてアツアツのそれを手に取り、ふりかぶって投げようとして、やっぱり大砲の筒に移し変えてドーンと花火のような音がして海の方向に打ち込んで打ち込んで打ち込んで打つ。
これを怒りという。
これを怒りという。
by kyonkoenglish
| 2008-02-24 00:05